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第38回 全日本トライアスロン宮古島大会 参戦記(その6)

ようやくと言いますか、やっとスタートです!


1.Swim 3km(1:04:44/196)

スタート地点では、Swimの力量に合わせたスタートをさせようと、「エリート選手」「60分」「それ以上」とプラカード上がっています。エリート選手のSwim苦手な人って、どれくらいで泳ぐのかなぁ…とか余計なことを思いながら、自分は「60分」プラカードの前から3-4番目、〝海側〟から7-8番目あたりに並びました。以前の泳力なら、前から2-3番目に並ぶところですが、いまの泳力は秒速1m弱程度。ここで現在の実力以上に欲を出しては危険です。特に、スタートから400-500mほどは、呼吸が落ちつくまで我慢してユッタリと泳がないと。焦ってダッシュをかけ、バトルに参戦して心拍数が急上昇すると、パニックになって命が危険!30歳代と還暦の今では、全く違うことをしっかり認識しておかなければなりません。

今回の目標は、「とにかく完走、安全第一」。得意だった筈のSwimでアドバンテージが無くなった悔しい気持ちもありますが、齢は60歳だし、脳梗塞もやっちゃったし。

 

「スタート1分前です!」のアナウンスがあって、選手がフライングしないように張っていた波打ち際のロープが引いて行かれます。「!?」これでは、海に向かって右から「エリート」「60分」「それ以上」・・・の集団が横に広がっただけじゃないですか⁉ げげげっと思っていると、「プーッ!」。


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みなさん、物凄い勢いでダ~~ッシュ!


予想外の展開で、心の準備が完全に整う前にスタートになり、前から横から「一斉スタート」になりました(スタートの並び方は、来年度への要改善点だと思いました)。

前方の列は、猛ダッシュをかけて走り、飛沫を上げて海に飛び込んでいきますが、自分は「落ち着いて、最初は集団を避けてマイペース(=ユックリ)で」と思いながらも、周囲の〝群れ〟と同じペースで泳ぎ出しました。

最初の100-200mほどは「ゆっくりペース」でコレで良かったのですが、暫くして呼吸が落ち着いてくると、前のペースが遅すぎて、後方からは追いつかれて足を掴まれるわ。バトルが始まりました。前方に少し隙間が出来ると、遅い選手を抜こうと割って入ろうとしますが、同じ考えを持った選手たちが一斉にその隙間にはいってくるため、かえって酷いバトルになったりします。こういう状態が、一周めの折り返し(750m)まで延々と続きました。ようやくbuoyをturnすると、「前を泳ぐ丁度良いペーサー」に着こうとしてなのか、今度は少し先にいた選手が大きく右へ行ったり左へ行ったり。そのたびに、自分の方向が間違っていないか確認するためにhead upをしなければなりません。時々横から乗っかってくるヤツも沢山いました。

 

この頃になって、ようやく気付いたのですが、自分が並んだ場所が悪かったようです。皆さん、速い選手について楽をしようと、実力以上の集団に入ってきたのではないかと思いました。今後は、安全策優先で人が少ない位置から入水していくか、自分と似たような泳力の集団に入って流れていくか、思案どころです。

また、この辺りの選手は、体力があり余ったような力泳ぎが殆ど。腕を伸ばして剛力でブン回し、ウエットスーツを着ているのに短距離選手のようにkickを打ち続けて泳ぎます。プルは泡を掴み放題。自分と同じスピードで泳いでいるのに、やたらとピッチが速い。自分とは全く泳ぎが違います。時々、自分のリカバリーの腕を、後方から思い切り跳ね上げられて散々です。一度、思いっきり足を掴まれて引かれたので、全く動かしていなかった脚をズドドドドッ!と必要以上にkickしたら、ドタマに血が上ったのと合わさって心拍数が急上昇し、軽いパニック状態で苦しくなってしまいました。この時は、本気で「マズイぞ💦」と思いました。心を乱して猛省。何があっても心を落ち着かせて対処するすべを、もっと学ばなければなりません。


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力任せのバトル集団のなかで、下手な泳ぎを見せられているだけでも自分にはストレスが溜まります(笑)。みんな、もうちょっとSwim練習して来いよ、って。

 

そんな感じで、1周目は予想の3倍くらいのエネルギーを使うバトルが終始続きました。ホントにひどかった💦。


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あとでVTRを見ると、スタートで選手が並ぶ左右の幅が、結構狭いように思いました。他のレースを引き合いに出してナンですが、佐渡大会は物凄く広めに並んでスタートするので、人数の割にはバトルが殆どありませんでした。宮古島大会も、ビーチに並ぶ〝幅〟を大きく取る事が、バトルの危険を回避する策になるのではないか、と思った次第です。

 

さてさて。2周目に入ると、うまい具合に選手がバラケて、やっと自分のペースで泳げるようになりました。ビーチに向かって泳ぐ最後の直線は、皆さん「全く進まずキツかった」と言っていましたが、自分には「やっと落ち着いて泳げた」気がして、確かに時間がかかりましたが、かえって気楽に泳げました。

 

浅瀬に着て、プルの手先が砂についてから立ち上がり、ビーチから400m先のT1(Bike置き)まで走って移動です。実は、私はコレが一番の苦手。心拍数が急上昇して苦しいんですワ💦。みなさん、ゼーハー言わせながらドスドスと走っていきます。みんな凄いなぁ!! 感心しきりです。

後方から30人以上は抜かれたでしょうか。それでも、心臓が口から飛び出す覚悟で白目向いて先を急ぐより、一旦落ち着いてからBikeをスタートさせたかったので、自分はWalking。暫くしてからJog。みんな、ホントに良く走れるなぁ。こういったところの練習も、出来ればやっておきたいところです(安全・安心のために)。

どこで計測されたのか全く分かりませんでしたが、Swimは1:04でした。

 

※Swimの反省

安心・安全を決め込んで、やや後方からスタートしましたが、周囲のレベルが違い過ぎました。Buoyから反対方向の密を避けた場所に並ぶか、集団心理を読んで「適切なプラカードより少し前の位置取り」を考える必要がありました。

また、Swimを終えてからT1までの距離が長い場合は、WalkingからRunにできるようにすることも今後の克服課題です。他にも、波に負けない姿勢を維持するために、体幹をしっかり鍛える必要があると思いました。

更に、ウエットスーツは、陸上よりも水中の方が脱ぎやすいので、その辺の作戦も立てる必要がありました。こういった細かいことは、速い遅いもありますが、smoothにレース運びをすることで、精神的に安心できる側面もあります。


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※つぎは「その7」に…まだ続くのか。




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