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第38回 全日本トライアスロン宮古島大会 参戦記(その1)


 ハイサイ、大変ご無沙汰いたしました。

2022年10月の脳卒中発症後、1年以上様子を見てからの復帰第1戦、第38回全日本トライアスロン宮古島大会の参戦記です。

2010年頃までは、大会参戦記を記していましたが、どうも面倒くさくなって中断していました。入院を経験し、余命も短くなってきたことから、再び「出場したレースの顛末を記録しておこう」と思い立って記した次第です。


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長文で駄文、小学生の「朝起きて、トイレに行ってから顔を洗いました」的な経時的作文を、これから3-4回に分けてお届けいたします。

今回は、その第1回目です。


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1.2024年代38回大会出場の背景

今回の宮古島大会は、1994年初参加の第10回大会から数えて14回目(か15回目)、2017年以来7年ぶりの参加になります。2018年も参加を予定していましたが、親族の不幸が重なって欠場。それ以来、2019年、2023年と落選(2020-2022はコロナ禍で中止)、宮古島大会の伝説どおり「2回落して3度目の正直」で今年当選となりました。


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2017年 第33回大会の開会式で、C. Brownと(ついでにNW手さんも💦(笑))


この間、コロナ禍の2022年10月末に脳梗塞を患って1カ月入院。運動機能の中枢を担う血管に梗塞ができたのですが、キモチ悪くて真っすぐ歩けない他は、手足は動かせました。「トライアスロンも仕事も、もう出来ないサー。ま、毎日が日曜日でも仕方ないサー!」と思いましたが、12月中旬ころから散歩の時間と距離を少しずつ伸ばしていき、翌年1月にindoor bikeを20分から再開。 時々、陽気が良すぎて暖かくなったり、図書館などの狭い区間に入り込むとフラフラ感が出ました。 2月に入ると、散歩は5~6㎞/1.5hrあまり出来るようになり、3月になって2㎞程度のJogを再開、フラツキもほぼなくなり、MTBで街乗り出来るようになった5月頃からSwimを再開しました。


自覚するような麻痺は全く残らず、ここまで出来るようになったのは、努力の結果というよりも、完全に「強運」だと思っています。

 

主治医は運動経験があるのか理解があるのか、自分がトライアスロンをやっていたことを聴くと「トライアスロンのような有酸素運動は、どんどんやってください!」と。また、「ん“~っ、と頭に血が上る様な筋トレはなるべく控えて、(練習中に)特に何も異常が感じられなければ、注意して大会にでも構いませんヨ~」と言ってくれました。

とはいえ、ネット等で情報収集すると「発症から1年間無症状なら、再発しなかった、と言える(再発リスクは低い)」といった注意書きもあり、家族と相談して「2023年の夏を越えて、何も問題がなかったら2024年からレース参加可」と決めました。目標になるからと申し込んでいた2023年8月の佐渡大会は、そういう経緯で出場をcancelしていました。


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その事を5月の半年後受診時に主治医に伝えると、「あら~、勿体ない。出ればいいのに…」と💦。5月頃には、梗塞発症前とほぼ同じ体調に戻ってきている感じはしましたが、正直、「運動は、無理せず…」と引き留められるかと思っていましたので、このコメントには驚いたとともに、非常に心強く思いました。

とはいえ、佐渡Aタイプは長いし、開催時期の9月第1週は非常に暑い。約半年間、体は動かしてはきたものの、レースで完走出来そうなレベルの体力があるかどうか全く分かりません。どちらかというと、体力はかなり低下している(元のレベルではない)と思い定め、2023年は練習に専念し、猛暑の運動が可能かどうかをテストすることにしました。ご存じのとおり、2023年の東京の夏は、毎日35℃を越える異常な暑さが続きました。こんなに暑いんだったら、佐渡大会をcancelしておいて良かった💦と正直思いました。

この夏場の練習で、降圧剤を服用したあとの練習で大汗脱水状態になると、過降圧で立ち止まるとふらつく時があること(走っている間は問題ない)とか、給水のクエン酸液の中和で炭酸水素Naを入れると、Na量が多いのか頭痛感がでることがある(若干だが気持ちが悪くなる)といった体調の変化が分かってきました。

そうして迎えた10月、暑い暑い2023年の夏を乗り切れた(と思う)ことで、2024年の宮古島大会を『復帰レース』に選びました。

 

2.今回のレース目標を考える

今回だけは、今までのように記録や順位を目標にできる状態にありません。脳梗塞発症者ですので、下手したら死にかねません。とにかく「最高でも最低でも、完走あるのみ」です。万が一、全ての準備が上手く行って思ったよりも体調が良かったとしても、レース中に健康トラブルがあっては「この先」が完全に閉ざされてしまい、再挑戦の可能性すらなくなる可能性があります。

欲するものは、「無事に、何事もなく完走あるのみ」です。それ以上は何も望まない、望んではいけないことを、自分に強く言い聞かせました。


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※その2につづく

 




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